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2007年 08月 16日
嘉義ではすでに台湾入りした日本人と落ち合うことになっているので、それまで嘉義を歩き回った。在来線の嘉義駅の側には「嘉義鉄道芸術村」というアーチストが住み活動する一角がある。芸術村は鉄道沿いにあるが、駅から手頃な道が見つからず、込み入った住宅地の中を歩く。鉄道から離れないように方角を考えながら歩くと芸術村へたどり着いた。
ホームページでは整然とした様子が見られるが、実際は雑然としている。しかし、その様子は観光地っぽくなく、いかにもアーチストの活動区らしくて良いのである。駅敷地内の倉庫が芸術村のアトリエに使われているので、活動していそうなアトリエへ向かった。突然の来訪にアーチストは驚いていたが、気さくに応じてくれた。絵画を描いている途中だったが、真夏の台湾でエアコンのないアトリエは暑く、暑さを持て余しているようでもあった。この芸術村には日本人アーチストもいるらしく、幸いにもすくに出会えた。 鈴木貴彦さんは世界の街角にある商店を写真におさめ、写真から紙細工の模型をつくり、さらに模型を撮影するアートを行っている。模型と撮影を経ることで世界には数々の商店や建物があるが、みな同質性を持っていることを表現している。鈴木さんはこれから市街で行うパフォーマンスの準備をしたり、友人を待っていた。パフォーマンスとは街角で看板を持ち続けるサンドイッチマンである。看板は模型の写真を大きくしたものである。数字はその建物の地球上の位置である。 芸術村の様子は羽海野チカさんのマンガ作品「ハチミツとクローバー」から恋愛を取り除いた風に感じられるが、それにしても過去には228事件などを起こした台湾である。行政から何かと注文はないのだろうか。鈴木さんにその辺りを尋ねると、そうした考え方こそ日本人的であると言い切る。街の中にアーチストがいることは街の魅力や価値が上がるという考えか世界的で、台湾もその流れを取り入れたらしいのだ。なるほど、芸術村にはウェブサイトもあるが、規則についてはウルサク書いていない。常識を弁えておればそれで良いという感じである。 鈴木さんの友人がやって来て、友人のクルマで市内へ向かう。これから市内の街角でパフォーマンスを行うのだ。場所は市内中心部のロータリー付近である。近くにはブティックや飲食店がならび、夜には夜市の屋台が並ぶ。サンドイッチマンなので声は出さず、蒸し暑い嘉義の街角に立ち続ける。「見てもつまらないですよ」と鈴木さんはパフォーマンスをする前に言うが、さにあらず。スクーターに乗る二人は愛想良く近づいたり、トラックの運転手は交差点に近づいているのにサンドイッチマンから視線を外さない。台湾の人々は素直に好奇心を表しているのだ。その様子を写真に撮ることができなかったことがとても残念であった。
by sepatakurou
| 2007-08-16 14:38
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