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2007年 06月 21日
(お知らせ・好消息)6/30台湾ドキュメンタリー作品上映会 6/30台灣記録片播放會 これからは台湾で買ってきたものを紹介していきます。 写真のCDは陳明章老師のアルバム「海尪 the whales」です。台湾の風土や人々の感情を歌にした曲が11あります。ここでは、せは゜か特に心に残った曲を幾つか感想を交えて紹介したいと思います。(邦訳は意訳していますので、対外的に通じる邦題ではありません) 1.海尪 くじら The Whales 台湾東部・花蓮出身の人がなかなか故郷に帰らないので、当地の自然が心待ちにしていますよという歌である。鯨やイルカが台湾東部の海岸にやって来るらしく、まるで高知県みたいである。 2.黑面撩撥的故鄉-鹽埕所在 カキ取りの黒い顔、塩水池にて Salt Ponds-The Home of the Black-faced Spoonbills 台湾南部の塩田地帯で老夫婦がカキを採取する。陳明章老師はギターの名手であり、ギターの淡々とした演奏が黙々とした仕事の様子を伝える。歌詞の中に「オバサン」が出てくるが、これは日本人が台湾に置き残した日本語である。 5.煙酒歌 タバコと酒 Cigerettes and Alcohol これはもともと台湾公売局が国費調達をするべく、タバコや酒の消費拡大を狙った歌である。歌詞に登場する「香蕉」「楽園」は当時の安いタバコ、「芬芳」「紅露酒」も安価な酒である。「楽園」は「新楽園」に名を変え販売され、「紅露酒」は今も生産がつづいている。台湾の酒の歌は陽気なのが多くて嬉しい。 10.阿爸的心肝寶貝 お父ちゃんの大切な子 Daddy's Precious Darlings まだ、台湾が民主化されていない頃、父ちゃんが民主活動をするため、夜中に故郷を離れなくてはならない。子守歌のやさしい曲調や歌に民主化した台湾を大事にしようという気概が感じられる。 [陳明章]1956年台北の郊外・北投生まれ。台湾本土の文化を愛し歌にしている台湾語シンガーソングライターである。さらには侯孝賢監督作品の映画音楽も手がけていたりとプロデューサーでもある。陳明章音楽有限公司公式ウェブサイト [参考]「海尪The Whales」歌詞カード、恋するアジア50号「ワシ的台湾ケンキュウレポート、芦田勝彦」、ネット百科事典Wikipedia
by sepatakurou
| 2007-06-21 14:31
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